病気をきっかけに人生が激変！学習塾を起業した女性の熱い思いに迫る

よろしくお願いします。

ガンになってから学習塾を起業しました。

渡邉靖子と申します。
テラコヤイッキューというオンラインの塾を経営しています。
今は病気で抗がん剤の治療中です。
子どもたちに教科の指導をするのではなく、コーチングをして何のために学習をするのかとか、どのように自分でモチベートして勉強していくのか、などの指導を5年くらいおこなっています。
また、お母さん向けの講座も開講しています。

はい、コーチングがベースになっています。

はい、千葉ですが、結婚前は岡山に住んでいました。

私が自分の塾を作るために、國立先生のところに見学に行ったときに、ドラゴン先生がいらっしゃったんです。

そう言ってくださったことを覚えています。

元々塾で働いていたんですが、結婚を機に辞めました。
千葉で、また塾のバイトを始めたんですが、そのタイミングで病気が再発。
また、千葉でバイトしていた塾がすごく大変な塾だったんです。
お金だけもらう感じで、働き方や生徒への対応がブラックでした。
それにすごく腹が立って、喧嘩して辞めてしまいました。
病気になってから、自分の人生は自分のために生きようと思いまして、自分のやりたい塾を作りたいなと思ったんです。

半年くらい準備してから始めました。
始めはレンタルスペースを借りて、週1回対面をやって、他の日はオンラインで指導していました。
最初に入ってきた子たちが中3で卒業するタイミングで、全部オンラインに切り替えました。

はい、コロナ前にオンラインでやっていました。

色んな人に知ってもらえるきっかけになりました。
オンライン自習室をコロナ前からやっていたので、リアルな発信ができたり、やり方をお伝えできたりしましたね。

認知が広がって、外部からのお問い合わせが来るようになり、コロナ前とは比べ物にならないくらい売り上げが上がりました。

はい、zoomです。

はい、使ってました。

最初の塾を始めたときは、生徒さんが全然集まらなくて、最初は一人からのスタートでした。
その後も、2人の時期が1年くらい続きました。

そうなんです。オンライン自習室で集客し始めたら、何人かは入ってくれたんですが、
10人にも満たない感じでしたね。
コロナを機に知っていただけるようになって、生徒が30人以上になりました。

生徒は20人くらいですが、親御さんが30組くらい入って下さっている感じですね。

私の塾は自走式学習というメソッドを売りにしています。
お子さんが自分をモチベートしながら、自分のために勉強するってなったときに、親御さんがブレーキになってしまうケースがすごく多かったんです。
塾に来たら対面で教えてあげられるんですが、週1回zoomで面談やるだけで、あとはお家で勉強となると、お母さんとの関わりがすごく大事なんです。

成果の出る子と出ない子を比べたときに、お母さんの在り方が顕著に出ていました。
そこで、お母さんが変わりたいならサポートしますよ！ということで始めたのがお母さん向けの講座です。

結構いらっしゃるなと思いました。
去年から募集を始めて、年間80件くらい問い合わせが来て面談をしているので、悩んでいるお母さんはすごく多いと思います。

不登校の方もいらっしゃいますが、過干渉になってしまう自分を変えたい方がすごく多いですね。
私自身もそういう発信をしているので、それを見てくださっているのだと思います。

親が子どもに対して、もっと勉強をやってほしいというのは、すごくありますね。

はい、おっしゃる通りです。

そうですね。ただ生徒向けの方が単価が高いですね。

サポートが充実している1番高いコースは、年間で25万円です。

毎月1回、私との面談がある1年間のカリキュラムにしています。

面談回数が2ヶ月に1回とか、3ヶ月に1回とかになると、少しずつ安くなります。

あとは、自走のためにお母さんのマインド作りからサポートさせてもらって、動画授業を毎週配信しています。

はい、LINEからですね。

両方ともオンラインですね。

そうなんです。経費がかからないのがありがたくて。
講師スタッフはいるので、人件費はかかるんですが。

はい、アルバイトです。

そうかもしれません。

会社は6期目ですかね。

いえ、合同会社です。

夫も不動産業で事業をしています。

今後の展望は、子どもたちが自分で学んでいったり、PDCA回したり、自分をモチベートしたりと、自走学習を身につけるための教育がトレンドになればいいなと思っています。
年商いくらよりも、自分の発信力を高めていきたいです。
良い大学に入るのも大事だけど、子どもたちに勉強を押し付けるのではなく、成長を見守ることも大事だなと思うお母さんが増えたらいいなと思っています。

そうですね。

子どもたちには、学生時代の勉強を通して、色んな経験や失敗をしてもらいたいですね。

毎週1回担当の先生と生徒がzoomでコーチング面談をしていまして、そこで振り返りをしたり、次の週でやりたいことを決めたりしていきます。

そうですね。ただし、3ヶ月から4ヵ月に1回、私と生徒が面談して中長期のサイクルを回しています。

リアルでできたら1番いいんですが、私の体調がどうなるかわからないのと、経費もかかるので、踏ん切りがつかないですね。

体調は元気です。
一旦抗がん剤も終わっています。

はい、2回目の再発です。
最初は卵巣がんだったんですが、全部取ってもらって抗がん剤をやって5～6年間経過観察していました。
今回肺に転移していたことがわかったので、肺に転移していたのも取って、予防のための抗がん剤をおこなっています。

たぶん、ガンになっていなかったら、起業していなかったと思います。
ガンになったときに、人生観が変わったんです。
今までは塾で必要としてくれる人のために働いて、ちょっとでもお金がもらえたらいいなと思っていました。
しかし、自分が病気になったときに、自分の人生って誰のためのものなんだろう？とすごく考えました。
だから、自分で嘘にしないように生きようと思ったんです。
それなら自分で塾を作った方が絶対良いと思ったので起業しました。
大病をしている経験があるからこそ、言える言葉があるんです。
だから、ガンになって良かったなと思っています。

そうですね。

Instagramですね。
親御さんのコースは、ほぼ100％Instagramから来ていますし、毎週インスタライブもおこなっています。

そうですね。

塾で教育コーチングをされている方に、教えてもらいに行きました。

そうありたいですね。

お母さん向けの講座を受講している方のお子さんが、塾に入ってくれます。

お母さんが先に変わってから、1年後にお子さんとか、一緒に入ってもらうとかそういうイメージです。

テラコヤイッキューは、1／9でイッキューなんです。
最初は塾へのアンチテーゼで始めたんです。
塾を切る19（ジュク）を切るでイッキュー、私の誕生日が1月9日だったのもちょうど良いなと思って。

お子さんのことが気になりすぎて、良いところを見逃してしまい「今日も勉強していない」「テストがこんなに悪かった」など、欠けているところばかり見てしまうお母さんが多いと思うんです。
そういう状態だと、お子さんを認めて承認してあげることができません。
承認してあげないと、お子さんのやる気の欲求は絶対出てこないんですね。
承認するのが難しくなっているお母さんは、自分に矢印を向けてどうやったら子どもの足りてるところに目を向けられるんだろう？と考える機会を持っていただきたいです。
子どものことを否定してしまうお母さんに、来ていただけたらと思います。

そうなんです。長期っていうのが大事ですね。

悪いところを見ないようにするのも違いますしね。
悪いところがあっても承認してあげて、今はまだ成長の途中だと思って見守るのが大切ですね。

そうなんです。そこの掘り下げが必要なお母さんもいます。
自分に対して許せないことは、子どもに対しても許せないので、まずはお母さんの土台を作り替える必要がありますね。

他の塾との違いは、生徒の成長に応じてプランが安くなる点です。
普通の塾は中学生より高校生の方が高いし、高校3年生が1番高くなるじゃないですか。
基本的に生徒は成長していくから、自分で勉強できる量が増えていきます。
なので、先生が教えなくてもできるはずなんです。
先生の手が離れるから、その分料金を減らせば良いと思っています。

最初は毎週の面談から始まるんですが、生徒がやること全部できるようになったり、目標設定を自分でできるようになったりするタイミングで、面談回数や料金を減らします。
最終的には卒塾してくださいと言っているのが、他の塾との違いです。

自走しないように囲い込むような塾や良い塾もいっぱいあるのはわかるんですが、お金目的の塾もあるので、お金だけとるような塾にはしたくないです。

そうなんです。

そうですね。

ありがとうございました！