【働くとは】ドラゴン先生に学ぶ、高校生のためのリアルなキャリア教育

この前、名古屋の高校で講演会をさせてもらったんだけど、高校生たちから「働く」ことについて質問がたくさん出てきたんだよね。

学校では「勉強が大事」「良い大学に行くべき」ってよく言われるけど、その先にある「働く」という行為について、具体的に教えてくれる大人って意外と少ないんだよね。特に今の時代は、会社員になるだけがゴールじゃなくなってきているんだ。

なんで今、高校生にキャリア教育が必要かって?
それは社会が激変していて、親世代の働き方がもう通用しなくなっているからなんだ。AIやリモートワークなど、働き方が多様化している今だからこそ、リアルなキャリア教育が必要なんだよね。

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教育システムの現状と課題

「学校が変わらないのはなぜですか?」って高校生から質問を受けたんだけど、これは僕が元教師だからこそ答えられる質問だ。

結論から言うと、学校教育は「変わらない仕組み」になっているんだ。校長先生は教育委員会の顔色を伺い、教育委員会は文科省を気にする。文科省がドンと言わない限り変わらないんだよね。だから、AIが教師に取って代わるといった話も、実現はまだまだ先だと思うんだ。

もう一つの大きな課題は、知識偏重の教育スタイルだね。「知識優先で人格を無視した教育になっていませんか?」って先生から質問を受けたけど、まさにその通りなんだ。受験のための勉強ばかりが重視されて、人間の内面や経験の価値が軽視されている。でも、これって大学の一般入試がメインだからなんだよね。

最近はAO入試や推薦入試も増えてきていて、そこで求められるのは「経験」なんだ。面接で「こんなことやってきました」「こんな体験しました」「新しくこんなことしてます」って話せることが重要になってきているんだよ。これからの時代、単なる知識よりも、どんな経験をしてきたかが問われるようになるんだね。

教員から起業家へ:ドラゴン先生の経験

僕自身、教員から起業家への道は決して平坦じゃなかった。教員時代は残業が月200時間を超える月もあって、本当に殺人的なスケジュールだったよ。でも、そんな大変さの中にもやりがいはあったんだよね。

教員を辞めて起業する時に考えたのは「僕に何ができるのか」ということ。最初に思いついたのは「教えること」だった。教師として長年経験を積んできたから、これは間違いなく僕の強みだったんだよね。

でも、実際にビジネスにしようとすると、そう簡単じゃなかったんだ。スピーチを教えようとしてもスピーチに困っている人ってそんなにいないし、コーチングを始めても「それは何?スポーツで使うヤツ?」って反応されるし。速読も「早く読めるようになりたい」というニーズはあっても、実際にお金を払ってサービスを受けたいという人は少なかったんだよね。

本当に困ったよ。コンビニに行ってお金を払うように、誰もが必要だと思うサービスじゃなかったからね。でも、そんな中でSNSでの発信を始めたことが転機になったんだ。「あの人だ」って認知されるようになって、初めて講演会などの形で価値を届けられるようになったんだよね。

「やりたいこと」の見つけ方

高校生からよく聞かれる質問で「やりたいことが見つからないんですが」というのがある。これに対する僕の答えはシンプルだ。

「やりたいことが見つからない時のパターンが、量を行使していないっていうこと。出会っていない、経験だ」

そう、やりたいことは最初から存在するんじゃなくて、様々な経験を通して見つかるものなんだよね。僕自身も、SNSでの発信は最初「やりたい」と思っていたわけじゃないんだ。

「やってみたら」って言われて、自分は嫌だけどやるかって。それでやってみたら2300再生ぐらいしか回ってなかった。でも、4年間続けて3000再生、4万再生、何百万再生になった。

僕が高校生に伝えたいのは「誘われたらやってみる」という姿勢なんだ。「心から公演がやりたくてやっているのかわからない。でも求められるからやってみたら楽しい」って感じで、やってみたことが後から「やりたいこと」になっていくことが多いんだよね。

この考え方は進路に悩む高校生にとっても、キャリアの転機にいる大人にとっても、大切なヒントになると思うんだ。

学歴社会と経験の価値

日本は長らく学歴社会と言われてきたけど、これからの時代はどうなるんだろう?

僕は自分の娘(小学6年生)の例を使って、一つの考えかを伝えた。

娘は不登校になったんだけど、5月に僕とコラボして講演会デビューをした。70人の大人の前で話したんだよ。それに加えて、妻が名古屋で米粉ドーナツ屋をオープンさせようとしていて、その立ち上げも手伝っているんだ。

「学校に行くことももちろん価値だと思ってます。だけど学校に行ってない時に価値を生み出してるな、経験してるなと思ってるんですよね」

これは重要なポイントだと思うんだ。
学校教育の価値を否定するのではなく、それ以外の場所での経験も同じく、あるいはそれ以上に価値があると認めること。これからの社会では、「学校→大学→就職」という単線的なレールを超えた、多様な成長の形が認められていくと思うんだよね。

多様性を認める姿勢が、これからの教育や働き方には大切だと思うんだ。

挫折とモチベーション

「モチベーションをどう維持していますか?」って質問もよく受けるんだけど、実は僕自身、たくさんの挫折を経験してきているんだよね。

特に大きかったのは芸人を諦めた時だね。
もう人生のどん底。だってもう芸人として売りたいと思っていたんだから。

しかも24〜26歳の頃は「売れなくて、自分から諦めて、何もやることないって感じで膝を抱えて、だらだらバイトして、何やってんだろ俺、東京に来て…」と酒を飲みながらグジグジ言っていた時期もあったんだ。

でも、そうした挫折経験があるからこそ、今他の人の気持ちがわかる。挫折した経験がない人って、挫折した人の気持ちわからないんじゃないかなって思うんだよね。自分の弱さや失敗と向き合い、それを糧にすることの大切さを、僕は若い人たちに伝えたいんだよ。

落ち込むことも含めて、全部自分の経験として受け入れていくことが、長い目で見ると財産になると思うんだ。

教育格差と社会貢献

教育格差の問題について質問を受けた。

彼女は愛知高校生フェスティバルという団体で「1億円募金」に取り組み、経済的理由で自由に学校を選べない中高生のために年間12万円の奨学金を提供しているという活動をしているらしい。

経済的に苦しくて学校を自由に選択できなくなったり、兄弟が私立に行きたいってなったら、めちゃお金かかるからっていうので途中で行けなくなったりする中高生のためにね。

これを聞いて僕も深く共感したんだ。本来は国がもっと教育にお金をかけるべきだと思うけど、若者たち自身がこうした問題意識を持って行動を起こしていることに感銘を受けたよ。

教育の機会均等は社会全体で取り組むべき課題だと思うんだ。次世代を担う高校生たちがこうした社会課題に目を向け、自分たちで行動を起こす力を持っていることに、とても希望を感じたんだよね。

これからの時代に必要なキャリア観

僕が高校生に伝えたいのは、従来のレールに乗った生き方だけじゃなく、多様な働き方、生き方があるということ。教員から起業家へ、芸人を諦めてYouTuberに、そして講演家として活動する僕自身の経験が、そのひとつの例になればいいなと思っているんだ。

これからの時代、大切なのは知識や学歴だけじゃなくて、自分がどんな経験をしてきたか、何に挑戦してきたか、そして自分の価値をどう社会に提供できるかという視点だと思うんだよね。

やりたいことを最初から持っていなくても、いろんな経験を通して見つけていける。失敗や挫折があっても、それが糧になる。そして何より、自分の持つ価値を他者に届けること、それが「働く」ことの本質だと僕は考えているんだ。

まとめ:未来を創る若者たちへ

高校生向けキャリア教育を通じて僕が伝えたいポイントをまとめると、こんな感じかな。

  1. やりたいことは「出会い」と「経験」から生まれる。量を行使しよう!
  2. 学校教育だけでなく、様々な場所での経験に価値がある
  3. 挫折や失敗も、成長のための貴重な経験になる

これは高校生だけじゃなく、キャリアに悩む大人や、子どもの教育に関わる親や教師にとっても、重要なメッセージだと思うんだよね。

教育も働き方も、もっと自由で多様であっていい。
知識詰め込み型の教育から、経験と挑戦を重視する教育へ。
一方的なキャリアパスから、多様な働き方へ。
そんな未来を創っていくのは、今の若者たち自身なんだよね。

「この世界はどうですか?」って質問されて、僕はいつも「やりがいがある」って答えるようにしているんだ。
それは本当のことで、自分の価値を社会に届け、誰かの人生に影響を与えられる「働き方」こそ、最高の喜びだと思っているからなんだよね。

若者のみんな、ぜひ自分らしい「働き方」を見つけて、自分の可能性を広げていってほしいなと思っています。僕もこれからも応援し続けるからね!

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