「もう限界かも…」
「このまま教員を続けるべきか悩んでいる」
そんな思いを抱えながら毎日教壇に立っている先生、少なくないはず。僕はドラゴン先生として、多くの教員や元教員と関わってきたけど、キャリアの転機で最も難しいのは「教員としての自分」から「新しい自分」へのアイデンティティの移行だと感じているんだ。
今日は少し変わった視点から、教員を辞めたいと考えているあなたに、名前やニックネームが持つ力を活用した新しい自分との出会い方について話していくね。
「先生」という名前の呪縛
学校では誰もが「○○先生」と呼ばれる。最初はその呼び名に誇りを感じていたかもしれないけど、いつしかその「先生」という名前が大きな重荷になっていることはないかな?
「先生なんだから、こうあるべき」
「先生という立場で、そんなことをしてはいけない」
こういった思い込みやプレッシャーは、実は「先生」という名前から来ているんだよね。毎日「先生、先生」と呼ばれる環境にいると、いつの間にか自分自身のアイデンティティが「教員である自分」だけに集約されていくんだ。
もしかしたら、あなたが感じている息苦しさや限界感は、この「先生」という名前の呪縛からきているのかもしれない。
どう?思い当たるところない?
新しい名前が自分を変える力
じゃあ、どうすれば「教員としての自分」から解放されて、新しい自分に出会えるんだろう?
僕自身の経験から言うと、新しい名前やニックネームが大きな転機になることがあるんだ。名前というのは単なる呼び名以上のもので、自分自身のアイデンティティや可能性を形作る重要な要素なんだよね。
実は僕自身、キャリアの転機で「ドラゴン先生」というニックネームを得たことで、大きく変わることができたんだ。
ドラゴン先生の誕生ストーリー
僕がどのように「ドラゴン先生」になったのか、ちょっと共有させてほしいな。
中学校の学年主任をしていた頃、残業が月200時間を超えるようなハードな毎日を送っていたんだ。そんな時、鴨頭嘉人さんの話し方の学校に入学したんだよね。そこではニックネームで呼び合う文化があって、僕は「学年主任」というニックネームを使っていた。
でも、それじゃつまらないと思って「学年」の「年」を「燃える」の「燃」に変えて「学燃主任(がくねんしゅにん)」なんて名乗っていたんだ。そんな時、メンターから「あなたを動物に例えると何?」と聞かれて、とっさに「キリン」と答えたら「もっと燃えるようなイメージの動物は?」と返されて。
「そうだな、ドラゴンかフェニックスかな」と答えたところ、「ドラゴン先生、いいじゃん!」とその場で決まったんだよね。
最初は「ドラゴンなんて、かっこよすぎるし、強くて崇高なイメージで自分には合わないかも…」と思ったけど、メンターの言葉を信じてそのニックネームを使い始めたんだ。
名前が私に与えた3つの変化
「ドラゴン先生」という名前を使い始めて、驚くべき変化が3つあったんだよね。
- 自己認識の変化
ドラゴンのように強く、大きな存在になれる自分を想像するようになった。これは一種の自己暗示効果で、自分に対する見方が変わったんだ。 - 周囲の反応の変化
「ドラゴン先生」というインパクトのある名前は、人々の記憶に残りやすい。原宿で高校生から「ドラゴン先生、TikTokで見ました!」と声をかけられるなんてこともあったよ。 - ビジョンの明確化
ドラゴンというイメージが、「たくさんの子供たちを背に乗せて、夢や希望の世界へ連れていく」という自分のビジョンと重なり、目指す姿が明確になった。
この経験から、名前やニックネームが持つ力は想像以上に大きいと実感したんだ。教員を辞めて新しい道を模索するあなたにも、この「名前の力」を活用してほしいと思うんだよね。
本名に隠された可能性を探る
もちろん、新しいニックネームだけが全てじゃないんだ。あなたの本名にも、実は大きな力が隠されているかもしれないよ。
僕の場合、「坂田聖一郎」という本名にも深い愛着があるんだ。小さい頃は「坂田」という名字をからかわれて嫌だったけど、今では大好きな名字になった。「聖一郎」には「誠実で唯一無二の存在である男になる」という意味を自分なりに見出して、それが自分の生き方の指針になっているんだよね。
あなたの名前には、どんな意味や可能性が隠されているだろう?
親がどんな思いを込めてその名前を付けたのか、一度考えてみるといいかもしれないね。名前に込められた願いや意味を再発見することで、自分の新しい可能性に気づけるかもしれないんだよ。
教員からの転身 – アイデンティティの移行のコツ
教員を辞めて新しい道に進む時、多くの人が「私は教員じゃなくなったら何者なのか」というアイデンティティの危機に直面するんだ。これは当然のことで、長年「先生」として過ごしてきた人にとって、その肩書きや役割から離れることは大きな喪失感を伴うものなんだよね。
でも、この移行をスムーズにするコツがあるんだ。それは段階的なアイデンティティの移行だよ。
例えば:
「元教員の○○」→「教育コンサルタントの○○」→「○○(完全に新しいアイデンティティ)」
このように、いきなり教員というアイデンティティを捨てるのではなく、徐々に移行していくことで、心理的な負担を減らすことができるんだ。
そして、この移行を助けてくれるのが「新しい名前や肩書き」なんだよね。自分で新しい肩書きやニックネームを選ぶことで、新しい自分をイメージしやすくなるし、周囲の人にも新しい自分を認識してもらいやすくなるんだ。
実践ワーク:自分の新しい名前を考えてみよう
ここで、ちょっとした実践ワークを提案するね。
今すぐにでも試せる簡単なものだから、ぜひチャレンジしてみてほしいんだ。
- 自分の本名の意味を調べる
名前の由来や漢字の意味、親が付けた理由などを調べてみよう。 - 自分の強みや情熱を3つ書き出す
教員として培った強みや、これから活かしたい情熱は何だろう? - 自分を動物や自然物に例える
自分の理想の姿を動物や自然物に例えるとしたら何だろう? - 新しいニックネームを考える
上記の要素を組み合わせて、自分の新しい可能性を表現するニックネームを考えてみよう。
このワークを通じて、新しい自分との出会いのきっかけが得られるかもしれないね。もちろん、いきなり周囲に新しい名前で呼んでもらう必要はないよ。まずは自分の中で、新しい自分のイメージを育てていくことから始めればいいんだ。
名前の変化が自己肯定感を高める理由
なぜ新しい名前やニックネームが自己肯定感を高め、転機を乗り越える力になるのだろう?
それには心理学的にもいくつかの理由があるんだよね。
- 自己選択感の向上
自分で名前を選ぶことで、人生の主導権を取り戻す感覚が生まれる。 - 新しい自己イメージの形成
新しい名前は、新しい自分をイメージする助けになる。 - 社会的フィードバックの変化
周囲の人が新しい名前で呼ぶことで、新しいアイデンティティが強化される。 - 過去との分離感
新しい名前は、過去の自分と現在の自分の間に適度な分離感をもたらす。
教員という役割から離れるとき、こうした心理的なサポートはとても重要なんだ。名前という小さな変化から始めることで、大きな転機をより前向きに、創造的に乗り越えられるかもしれないよね。
まとめ:新しい名前が導く新しい人生
教員を辞めて新しい道に進むことは、単なる職業の変更ではなく、アイデンティティの大きな転換を伴うものだね。その過程で「名前の力」を活用することは、あなたの思っている以上に効果的な方法かもしれないんだよ。
僕自身、「ドラゴン先生」というニックネームを通じて、教員時代とは異なる新しい自分に出会い、新しい可能性を切り開くことができた。あなたにも、そんな体験をしてほしいと思うんだ。
名前は僕たちの最初のプレゼントであり、人生を形作る重要な要素。自分の名前を大切にし、時には新しい名前と出会うことで、人生の新しいチャプターを前向きに始められるはず。
最後に、教員を辞めたいと考えているあなたへ。
「先生」という名前から離れても、あなたはあなた。むしろ、新しい名前との出会いが、より本来のあなたらしさを引き出してくれるかもしれないね。その第一歩として、今日から自分の名前について考えてみてほしいな。
新しい名前が導く、新しい可能性に期待して。
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