
個人事業主として独立起業したけれど、競合にお客さんが流れてしまい、売上を伸ばせません。

オリジナリティを少し出せばいいんだよ。

でも、どうやって考えればよいのでしょうか。

SWOT分析をしたり、弱みを強みに変える発想を持とう!
弱みと思っていることも、ターゲットによって強みになることがあるんだ。
この記事では、弱みを強みに変えるマーケティング思考を解説し、お客さんから選ばれるお店にするヒントを解説するよ。
具体例を挙げながら解説するから、売上を上げるための施策が思い浮かばない人はぜひ参考にしてほしい!

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なぜ差別化すると売れるのか

差別化とは、競合にはない独自のアピールポイントを作ること。
売上を上げたいなら、顧客・商品・競合の差別化が大切だ。
「このお店の雰囲気が好き」
「この商品はここにしか売っていない」
「このコンサルタントだから私は成長できる」
あなたも消費者としてこの感覚を味わったことはあるだろう。
つまり、「私の求めているものは、ここにしかない!」とお客さんが感じれば自然と商品が売れていくんだ。

あ、セブンイレブンのプライベートブランドも、差別化するためにやっているマーケティングなんですね!

その通り!
独自商品を展開して、他社との差別化を図り、売上を上げているよ。
このように、競合に勝つという視点ではなく、購入してもらいたい顧客のニーズに合わせて、他社と差別化したサービスや商品で満足度を高めれば、商品は売れていくんだ。
弱みと強みは表裏一体【事例紹介】

でも、どうやって自分の商品を差別化すればよいかわかりません……。
同じハンバーガーショップのマクドナルドとクアアイナで例を挙げよう。

クアアイナは、ハンバーガーレストランというイメージのお店だよ。
売っている商品は同じハンバーガーだけど、それぞれ選ばれる理由に違いがある。
マクドナルドは、提供スピードが速いのが売りの1つだ。
サッとメニューを決めて早く食事をしたい人は、マクドナルドを選ぶだろう。
一方で、クアアイナはハンバーガーの食材と店の雰囲気にこだわっているんだ。
その分マクドナルドほどの提供スピードは出せない。
だからゆっくり食事をしながら会話を楽しみたい人はクアアイナを選ぶよね。
このように、弱みと思っていたことが視点を変えるだけで強みに変わり、競合と差別化できる例はたくさんあるよ。
弱みを強みに変える方法
ここでは自社の弱みを強みに変える方法を紹介するよ。
弱みを強みに変える方法
- SWOT分析する
- メリットを考える
- 自社の弱みをネタにする
一つずつ解説しよう。
SWOT分析する
SWOT分析とは、以下の4つの要素を自社に当てはめて、分析していく方法だ。
Strengths(強み) | サービスの品質、技術の高さ、多くの実績 |
Weaknesses(弱み) | コストがかかっているもの、苦手としていること |
Opportunities(機会) | 社会情勢、自社を取り巻く環境、トレンド |
Threats(脅威) | コロナ、天災、他社競合が新商品を発売 |
商品の方向性や自社の問題点、強みをSWOT分析で整理すれば、自社が抱える問題を浮き彫りにできる。
弱みしかないと行き詰っているときにSWOT分析を使えば、問題点を可視化できて解決策が浮かびやすくなるんだ。
ただし、場合によっては弱みを強みにできる事例を見逃してしまう可能性もあるから注意が必要だよ。
SWOT分析を知りたい人は、👇の記事で詳しく学べるよ!
メリットを考える
一見弱みに見えることも、お客さんにとってはメリットと感じることがある。
例えば、一人で美容室を経営しているとする。
一人でやっているがゆえに、たくさんのお客様を施術できないのが弱みだ。
しかしお客さんには、最初のシャンプーから最後の仕上げまでを一人で担当できる強みがある。
一人で担当することで、お客様の悩みを聞いたり、好みを引き出したりと、コミュニケーションを深める時間が増えるため、信頼関係を構築できるよね。
信頼関係ができると「またこの美容師さんにお願いしたい!」とリピートが増えて、売上につながる訳だ。
さらに、お客さんにカラーやシャンプーを紹介して利益につなげることもできるよね。
つまり、信頼関係を築ける分、客単価を上げて利益を出しやすくなるんだ。
もちろん、本気でお客さんに必要なものを勧めるだけだから、悪い印象はない。
一方たくさんの従業員を抱える美容室は、毎回同じ人が担当することは少ない。
必然的にお客様と接する時間が少なくなり、信頼関係も築けないので商品を勧めても断られることが増えるんだ。
大きな美容院は、たくさんのお客さんを呼べるメリットがある一方で、客単価を上げるのが大変なんだ。
このようにターゲットの意図や捉え方によっては、弱みが強みになる場合もあるよ。
弱みをネタにする
弱みをあえて打ち出して成功した例もあるよ。
鳥取県は2014年まで、全国で唯一スターバックスがなかった県だが、それを逆手にとった県知事が「スタバはないが、日本一のスナバがある」と自虐的に鳥取砂丘を宣伝したんだ。
さらにスタバが来てくれないなら、自分たちで作ろうと「すなばコーヒー」をOPENした。
全国のニュースでも話題として取り上げられて、「すなばコーヒー」は連日のにぎわいをみせたんだ。
いざスタバが鳥取県に上陸したときも、大ピンチキャンペーンと称してスタバに対抗したんだよ。
このように、弱みをネタにした施策で集客できた例もあるんだ。

差別化はビジネスの面白い部分だよね!
まとめ
弱みと強みは表裏一体だから、ターゲットや競合によっては弱みが強みになる場合もあるよ。
弱みを強みに変えるためには、SWOT分析したり、逆転の発想を持ったり、弱みをネタにしたりしよう。
ターゲットや競合も合わせて確認しながら、弱みを強みにできる方法を模索して自社の売上につなげよう!
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