今回は、小川さんがいらっしゃいました!
よろしくお願いします!
今日はどのようなご相談ですか?
よろしくお願いします。
不登校支援をサポートする会社を起業しました。
不登校支援の会社「スダチ」を設立した29歳の起業家
今日は不登校支援をしている小川さんに来てもらいました。
自己紹介お願いいたします。
スダチ代表の小川と申します。
私たちは不登校で悩んでいる親御さん向けに、お子さんを再登校に導くための支援をしています。
不登校支援は色々あると思うのですが、私たちは学校に戻りたいと考えている親御さん向けにやっているため、基本的にお子さんとは一切会いません。
親御さんとのやりとりをして、平均で3週間で再登校に導いています。
よろしくお願いいたします。
小川さんはおいくつですか?
今29歳です。
僕の場合は、不登校になった子たちに学びの場を提供しているんだけど、不登校の子たちを学校に戻す活動というのが面白いね。
保護者のニーズが再登校じゃないかと思っていて、ビジネス的にも本当に素晴らしい。
僕は不登校の子を再登校させるなんてできるの?と思っていたから、小川さんと出会ったときは本当に衝撃だったよ。
以前イベントでもメディアさんに密着されていたし、めちゃくちゃ注目されている方だ。
詳しく聞いてもいい?
はい!もちろんです。
出身はどこ?
徳島県です。
すだちが名産なんで、会社名がすだちなんです。
そこからきているんだね。
食べ物のすだちにかけているのですが、鳥が巣から飛び立つという意味と、子どもたちが社会に飛び立つという、両方の意味を掛け合わせています。
そうなんだね!
大学は関西大学に行って、東京のコンサルティング会社に就職しました。
世の中を良くしたい!コンサル会社に入社した理由
なんでコンサル会社に就職しようと思ったの?
当時は社会に何かを残したり、社会のために自分が何かやりたいと思っていました。
職場環境がキーポイントかなと思っていて、職場環境を良くすれば何か世の中が良くなるんじゃないかと思いました。
人事部が社員の職場環境をつかさどっているイメージがあり、会社の人事部を良くしていけば、世の中を変えられるんじゃないかと思って入社したのが経緯です。
賢そう!
退職したきっかけは?
結論、職場環境を良くしようとしても、結局世の中は変えられないと感じました。
もちろんやりがいもあったし、楽しかったんです。
しかし、これまでの家庭環境や受けてきた教育、培ってきた考え方が1番重要なんじゃないかと思いました。
そこを良くできれば、みんながポジティブになれてどこへ行っても幸せに生きていけるんじゃないかと。
私には何ができるんだろうと考えたときに、教育だと思ったんです。
教育を良くすればみんな幸せになれると思ったので、教育をやりたい気持ちが芽生えてきた感じですね。
25歳で起業!不登校ボランティアを始める
3年でコンサル会社を辞めることになるんだけど、そこからどうしたの?
教育をやりたいというのはありました。
そもそも辞める日も1年前から決めていました。
すごいね。
辞める日が決まっていたので、それまでの1年間にやりたいことを考えましたが、何も思い浮かばなかったので、とりあえずコンサルをやろうと思いました。
退職してフリーランスのコンサルになったの?
そうですね。
会社を設立した?
はい、しました。
それは会社に属しながら?
代表取締役として、フリーランスで稼いだお金を会社の売り上げにしていました。
なるほど!
今は6期目だっけ?
はい、そうです。
すごい!
23歳くらいで起業した?
ちょうど25歳になってすぐですね。
ここまで苦労はあった?
まずは、不登校のボランティアをやり始めました。
不登校は大きな問題ですし、自分で何かできることはないかと思って、メンタル・フレンドというボランティアを始めました。
メンタル・フレンド?
自治体でもやっているところがあるんですが、不登校のお子さんと友達になるんです。
私は友達として、引きこもっている子どもの家に行って仲良くなって、最終的に子どもの心が元気になったら、自立していくといった支援です。
そんなのがあるんだね。
私は、当時小学5年生から5年間不登校だった通信制高校1年生の男の子と仲良くなりました。
でも、結局は最後どうしたらいいのかわかりませんでした。
「私も昔大変だったけど、今はこうやってちゃんと社会人やれているから○○君も大丈夫だよ。一緒にがんばろう」と伝えたんです。
そしたら、「あいつキラキラしてて、ウザイからもう会いたくない」と言われて、会えなくなってしまいました。
どうすればよかったのかな?と思った失敗体験ですね。
私としてはその子を救ってあげたかったけど、何もできませんでした。
他のメンバーも2年くらい不登校支援をしたけれど、学校に戻れた子がいなかったんです。
不登校は難しいなと思った経験でした。
通信高校を開校するも集客ゼロ!過去には失敗の経験も
教育業をやりたい思いはあった?
はい、ありました。
そこから保護者の方に面談してるんと思うんだけど、なんで保護者に切り替えたの?
はじめは、通信制サポート校を作りたかったんです。
ホリエモンさんがやっていたゼロ高等学院や、伊勢谷友介さんがやっているLoohcs高等学院みたいな感じで、通信制高校にはレポートを出して、普段はサポート校に通うみたいなイメージです。
教員免許もいらないし、誰でもできるんです。
やろうと思ったときに、ゼロ校が流行っていたのでマンションの一室を借りて、やり始めましたが大失敗しました。
集客ができなかった?
はい、集客が全くできませんでした。
結局生徒はゼロで……。
スムーズに成果を出してきた方だと思ったら、しっかり失敗しているんだね。
生徒は0人だったのに、高校時代の友人を社員として雇ってしまいました。
生徒が0人で何をすればいいんだとなったときに、3週間で不登校を解決した方にお会いしたんです。
その人に2日でうん十万の講義をするから、お金払ってくれたらやり方を教えるよと言われました。
周りに相談したら絶対詐欺だと言われたんですが、私は講義を受けました。
講義では、まずはお子さんに会わないことや、やり取りは親御さんのみ、デジタル機器の制限、生活習慣を整えるためにちゃんと朝は起こして夜は寝る。
くわえて、ちゃんと褒めてあげたり、愛情を注いだりするのを親御さんにやってもらうと、学校に行けるといった内容でした。
当時の僕からしたら信じられなかったし、本当にそんなので学校に行けるのかと思いました。
でも、可能性があるなら一回やってみようと学校のスタートと同時にやり始めました。
色んな事があったけど、これ1本でいけると思ったんだね。
そうですね。
再登校率はなんと90%!軌道に乗り始めた不登校支援
実績的なところでいうと、どのくらいの方が再登校できているの?
累計の再登校人数が、850名を超えて再登校率は90%です。
すごい!
1,000人くらいが相談にきて、9割の方が再登校できている計算だ。
そうですね。
再登校できるようになる期間は、平均17日くらいですね。
実際に相談件数は増えてきている?
増えてきていますね。
スタッフも現時点で70名くらいです。
めっちゃいるね。
どういった方がスタッフとして働いている?
何か資格を持っているとかもなく、私たちがゼロから育てています。
コミュニケーション能力が高い方や、ビジネス系で営業をやっていた方、元教員の方もいます。
基本的に社員になるの?
正社員と業務委託の両方います。
スダチの今後の展開は?
今後の展開は何か考えている?
まずは不登校事業を伸ばしていくことです。
不登校は大きな社会問題ですが、私たちは親子関係や家庭環境を良くしていくと、子どもたちが元気になって学校へ戻れるという考えを持っています。
子どもたちの考えや思想が変われば、本当に人間は幸せに生きていけることを体現できています。
私たちのサポートを受ける前は、本当に酷い状態の子どもたちばかりでした。
再登校できるまでの過程ですごい変化があって、そこから学校へ行けるようになり、学校が楽しくなってポジティブになるんです。
今、小中学生だけで不登校が約30万人いるので、そう考えると850人はまだまだだなと。
目標は?
会社としては上場を目指しています。
社会的意義がすごく高いので、私のプライベートカンパニーじゃなくて、公的会社にしたいですね。
でも、やっていることが新しいので、怪しいとか批判の声もめちゃくちゃあるんです。
上場することで、親御さんの信頼につながったり、自治体向けの信頼を得られたりするので、ゆくゆくは国などの公的機関と一緒にやっていくのがいいと思っています。
社会課題にアプローチしていくときに、小川さんはちゃんとお金が回る形にできていて素晴らしいね。
でも、多くの人が教育問題に、ボランティアを持ち出すんだ。
とんでもない資産を持っているなら、ボランティアでいい。
でも、僕たち起業家は少しのミスで来月、再来月には、キャッシュアウトの危機があるからね。
だからしっかりお金が回る形を作っていくんだ。
社会問題を解決するまでは、僕らは止まらない。
僕は不登校の問題がなくなるというのは、全員が学校に行くことだとは思っていない。
最近は不登校の概念がおかしいと思っている。
学校に行きたい子は行けばいいし、行かない子は不登校自体が問題じゃないと思っているし、それぞれが学べる場所があればいいなと思っているんだ。
逆に学校に戻って、幸せな子もいるからね。
僕は学校へ行かない子が通えるオルタナティブスクールを作っている。
だから不登校の子を学校へ行けるようにサポートしている小川さんとは、仲良くやっていきたいと思っているよ。
おっしゃる通りです!
僕は小川さんが完璧な人かと思っていたけれど、失敗もたくさんされていてこそ、今の成功があるんだね。
再登校という選択肢
最後に何かメッセージがあればお願いします。
学校の先生へ向けたメッセージなのですが、学校の先生ってすごくがんばられているんですよね。
なのに、社会の経験がないなど、世間的な風当たりがきついじゃないですか。
あと学校批判も多いですよね。
実は、私も不登校支援をする前は思ってました。
でも日々、私たちがサポートさせていただく中で、学校現場の話とか先生のがんばりとかを身近で見させていただいています。
リスペクトされるべき仕事だし、そこにいらっしゃる方々は素晴らしいです。
子どもたちをみてくださっている先生方に、ありがとうございますと伝えたいです。
不登校で悩んでいる親御さんや子どもたちに何かある?
不登校において、再登校って選択肢が増えていると思うんです。
いろんな選択肢があっていいなと私も思うのですが、再登校っていう選択肢を知らない方が多いと思います。
不登校は親御さんとしては苦しい問題です。
お子さんが学校へ行かず家庭にいたら、仕事を辞めたりする人や鬱っぽくなったりする人もいらっしゃいます。
しかし、お子さんが学校へ行けるようになると、気持ちが晴れて職場復帰したり、うつ病がなくなったり、という話も聞きます。
今は不登校になっても焦ってはダメとか、学校に行ってほしいとか、このように思うことすら、ダメみたいな雰囲気もあります。
私はそんなことないと思います。
お子さんに学校へ行ってほしいという思いは親として当たり前だし、お子さんへの愛だと思います。
素直に学校へ行ってほしいと思うなら、不登校支援という選択肢もあります。
親御さんの気持ちも大事にして、向き合っていただけるといいんじゃないかなと思っています。
まずは話を聞いてもらうのがいいね!
ちなみに地方に住んでいてもサポートしてもらえるの?
すべてオンラインなので、地域はどこでも大丈夫です。
zoomで対応していますので、スマホかパソコンがあれば大丈夫です。
顔出しもしないというルールも徹底していますのでご安心ください。
小川さんでした!
ありがとうございました!
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ぼくは41歳で教員を辞めてプロコーチに、今では2つの会社を経営するまでになった。
コーチングはもちろん、集客やセールスなどを学んで今は、コーチング起業を目指す方をサポートしているんだ。(ままためコーチング塾とは)
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